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高槻は舟唄ゆかりの地!「淀川三十石船舟唄全国大会」が11/23(土祝)に開催されます。

大阪はしばしば“水の都”と形容されることがありますが、これはかつて水路が多かったため、“天下の台所”として栄えたのも、舟による物流事情がすぐれていたからだといいます。そんな大阪(大坂)を支えた淀川は、海ともつながり全国各地の品物を運んだほか、京都との交通路としても利用され、多くの舟が行き交いました。

淀川三十石船(さんじゅうこくふね)は、江戸時代、京の伏見と大坂の八軒屋(現代の京阪電鉄天満橋付近)のあいだを結んだ旅客船のこと。当時、舟唄は舟頭衆が船を漕ぐときに息を合わせるために歌われ、庶民にも親しまれていたといわれます。
※淀川三十石船は、米なら三十石(約4,500kg/一石=約150kg)相当の荷物を積める大きさで、全長は約17m、幅約2.5m。最大で28人の旅客を乗せ、4人の船頭衆によって約40Kmの距離を、下り(大坂行き)は半日、上り(伏見行き)は一日かけて運航していたそうです。

「淀川三十石船舟唄全国大会」は、この舟唄を受け継ぐ唄い手たちが集うイベント。大会は、大人の部とジュニア(12歳以下)の部に分かれており、全国から100人以上の参加者が集い、日頃の鍛錬の成果を披露します。舟唄を一度生で見てみたいという方はぜひお越しください。

ところで、高槻には淀川を走る旅客船や貨物船に乗っている方に向けて、舟で食べものを販売する商売が営まれており、その舟を「くわらんか舟」といいました。また、この船頭衆が歌っていた唄を「くわらんか舟唄」といい、この唄も全国大会のなかでも披露されますので、こちらもぜひお楽しみください。

第32回 淀川三十石船舟唄全国大会

開催日時:11月23日(土祝)  9:30開演(9:00開場)
会場:高槻城公園芸術文化劇場 北館 中ホール
料金:無料 ※予約不要
お問い合わせ:高槻市 街にぎわい部 文化財課(TEL:072-674-7652)

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