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全国的にも珍しい!? 参道から高速道路を見下ろせる「闘鶏野(つげの)神社」

高槻には、神社への参道が高速道路の上を通るという、神社仏閣好きのあいだでひそかに話題になっている「闘鶏野(つげの)神社」という神社があります。

その参道(陸橋)は、名神高速道路の高槻JCTと茨木ICのだいたい中間地点にあるのですが、脇の道路から見ると下写真のようになっています。

ただ、参道の入り口は高速道路脇の道路にはなく、住宅街の中にあります(文末のGoogle Mapを参照ください)。この鳥居をくぐり階段をのぼると高速道路に架かる陸橋に到着します。そして、陸橋を渡ったところに闘鶏野(つげの)神社の社殿があります。

高速道路に陸橋をかけてまで参道が維持されたのは、闘鶏野(つげの)神社(もとは八幡大神宮と呼ばれていました)が、昔から、この地の氏神として人々に親しまれてきたから。神社がいつできたのかはわかっていませんが、神社の裏には古墳時代前期(4世紀前半)に築かれた王墓と考えられる前方後円墳(闘鶏山(つげやま)古墳)が見つかっていることから、古来この地の鎮守として信仰されてきたと考えられています。

※現在、闘鶏山古墳の敷地内には入ることができないのですが、古墳の後円部中央には竪穴式石室が2基あり、調査によって三角縁神獣鏡(さんかくぶちしんじゅうきょう)2面を含む銅鏡3面、石製の腕飾り、木棺の一部などが埋葬時の状況をとどめたままの状態にあることが確認されています。

ちなみに「闘鶏」と書いて「つげ」という珍しい読みは、鶏鳴(けいめい:にわとり/一番鳥が鳴くこと)が神託を「告げる」ことに由来するといわれ、闘鶏野の名称は、日本書紀の伝承にまで遡ります。

こうしたこの土地の歴史と比較すると、現在の社殿が新しいこと、また、参道が高速道路の上に架かる陸橋になっているという現状にギャップがあるのですが、お立ち寄りの際は、このギャップも見所としてお楽しみいただければと思います。

闘鶏野(つげの)神社

住所:高槻市氷室町6-1-9
※専用駐車場はありません。

〇アクセス
Google Mapで「つげの神社」と検索し経路を調べると、「上土室(かみはむろ)」バス停が最寄りのバス停として提示されることがありますが、参道に最も近いバス停は「土室(はむろ)」になります。また、参道の入り口(登り階段)は、高速道路に沿った道路沿いではなく、住宅街の中にあります。(参道を通らずに神社へ行くこともできます。)下記Google Mapをご参照ください。

〇高槻市営バス:最寄りのバス停「土室(はむろ)
JR高槻駅北 3番のりば「74/82/92 西塚原/公団阿武山」行き、または、JR摂津富田駅北口にあるバスターミナル、JR富田駅 4番のりば「81/82/91/92/94 公団阿武山または大阪医科薬科大学」行き「土室」下車(乗車時間:JR高槻駅から約25分、JR富田駅から約10分)、徒歩約10分
※JR高槻駅、または、JR摂津富田駅からのバス時刻表は、次のリンク先(JR高槻駅北発 74・82・92系統JR富田駅発 81・82・91・92・94系統)よりご確認ください。

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