高槻の原地区には、地元の方々が大切にされてきた、近年は遠方からも見物客が訪れるお祭りがあります。
それが、八阪神社(やさかじんじゃ)の「春祭歩射神事(はるまつりぶしゃしんじ)」、通称「大蛇祭(だいじゃまつり)」「蛇祭り(じゃまつり)」です。毎年、4月の第1日曜(但し、1日を除く)に開催され、今年は4月7日(日)に行われます。
この神事は、藁でつくった大綱を大蛇に見立て、その綱を担いで村中を練り歩き、最後は神社の境内の二本の松に掛け渡し、的にむけて矢を射る、という流れで行われるもの。(明治時代以前は、村の男たちが境内を流れる川を挟んで上下に分かれ、綱が切れるまで引き合ったといわれています。近くの池に住んでいた大蛇を退治した故事によると伝えられますが、豊作を祈願する春祭りが起源と考えられています。)
いわゆる屋台が出店するようなお祭りではありませんが、演者と見物客の距離も近く、近頃は、なかなか見られない地域密着型のお祭りですので、機会がありましたらぜひ一度ご覧ください。
大蛇に見立てた大綱は、直径25cm、長さ30mほどあります。
八阪神社 春祭歩射神事(蛇祭り)
日時:4月7日(日)13:00~(予定:下條を13:00頃に出発、八阪神社への到着は14:00頃)
住所:高槻市原3297
TEL:072-688-0720
アクセス:JR高槻駅北 1番のりば 53系統「原大橋」行き(約20分乗車)「神峰⼭⼝(かぶさんぐち)」下車、徒歩約10分
※JR高槻駅からのバス時刻表はこちらをご覧ください。
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